新年のスタートを結婚で迎える「元旦入籍」 —でも、ちょっと待って!
元旦に入籍するのは「新しい年を夫婦として迎えられる」「覚えやすい記念日になる」といった魅力があります。しかし、実際に元旦入籍をしたカップルの中には「思ったより大変だった…」という声も。
役所の手続きの遅れ、結婚記念日が正月と重なることでのお祝いムードの薄れ、さらには金銭的な負担など、意外な落とし穴があるのです。
この記事では、元旦入籍のデメリットとその対策を詳しく解説。せっかくの大切な入籍日を後悔しないために、ぜひチェックしてみてください!
役所の手続きがスムーズに進まない可能性
役所の窓口は基本的に閉まっている
元旦は多くの自治体で役所が休みとなるため、窓口での受付ができません。事前に役所の年末年始の対応を確認し、夜間窓口や休日対応窓口があるか調べておきましょう。24時間受け付けている役所もありますが、通常の業務時間とは異なり、担当者が不在のため、書類に不備があると即日対応が難しくなることがあります。
受理日がずれる可能性がある
婚姻届は提出した日が「入籍日」となりますが、年始は受付作業が通常より遅れることがあります。役所の夜間窓口に提出しても、正式な確認は後日となるため、不備があった場合、入籍日が元旦ではなくなる可能性があります。特に戸籍の変更を伴うケースでは、年末年始明けに確認されるため、事前に書類を完璧に整えておくことが重要です。
証明書の発行が遅れる
婚姻届を提出した後、婚姻届受理証明書や戸籍謄本が必要になる場合があります。しかし、元旦に入籍しても、役所が休みのため証明書の発行が遅れることが考えられます。パスポートの更新や銀行口座の名義変更、運転免許証の変更などに影響が出ることもあるため、急ぎの手続きを予定している場合は注意しましょう。
事前確認ができないリスク
婚姻届に不備があると、最悪の場合、入籍日が変更になってしまいます。しかし、元旦は役所が開いていないため、提出前に最終確認をすることができません。記入ミスや必要書類の不足がないように、事前に役所でチェックしてもらうことをおすすめします。自治体によっては「事前審査」を行ってくれるところもあるので、12月中に確認を済ませておくと安心です。
受理証明書の発行タイミング
婚姻届が正式に受理された証明書である「婚姻届受理証明書」ですが、これも年始の役所の業務開始まで発行されません。結婚後すぐに証明が必要な場合、年始明けまで待たなければならないため、急ぎの手続きがある場合は注意しましょう。
お祝いムードと重なり、入籍が特別感を失う
お正月のイベントと被る
元旦は新年のスタートとしてのイベントが盛りだくさんです。家族で集まる場面が多く、結婚報告をしても「お正月のついで」のように扱われてしまうことがあります。特に親戚や友人に報告するときに、ほかの話題に埋もれてしまい、入籍の特別感が薄れることもあるでしょう。
家族や友人が忙しく報告しづらい
年末年始は多くの人が帰省したり、旅行に出かけたりするため、結婚報告をしてもすぐに反応がもらえない可能性があります。SNSに投稿しても、お正月関連の投稿が多いため、埋もれてしまうことも。せっかくの人生の節目が周囲にあまり注目されず、少し寂しい思いをすることがあるかもしれません。
結婚記念日が誕生日や他の記念日と被る可能性
夫婦どちらかの誕生日や、親の結婚記念日と被ってしまうと、毎年のお祝いが一緒になってしまいます。また、年始は何かとイベントが多いため、結婚記念日を特別にお祝いする時間が取れなくなる可能性もあります。
お祝いメッセージが埋もれやすい
友人や知人からのお祝いメッセージは、普段ならすぐに返信できますが、お正月の忙しい時期だと返信が遅れたり、うっかり忘れられたりすることも。また、相手も新年の挨拶に忙しく、入籍の報告に対する反応が薄くなることがあります。
毎年のお祝いが正月と一緒になりがち
元旦に入籍すると、毎年の結婚記念日が正月と一緒になります。お祝いの食事に行こうと思っても、お店が特別メニューしかなかったり、通常営業していなかったりすることがあります。毎年、結婚記念日のお祝いを計画するのが難しくなるかもしれません。
結婚式や新生活の準備に影響が出る
結婚式場の予約が困難
元旦に入籍すると、その後の結婚式の準備を考えなければなりません。しかし、年始は結婚式場が休みのところも多く、打ち合わせが進められない可能性があります。また、人気の会場は予約が埋まりやすいため、希望する日程での式が難しくなることも。
引っ越し手続きの遅れ
新居への引っ越しを考えている場合、元旦入籍後に各種手続きを進めることになります。しかし、不動産会社や電気・ガスなどのライフライン関係の窓口が休業していることが多いため、スムーズに進められないリスクがあります。
仕事始めと重なり休暇が取りづらい
年始は仕事始めの時期とも重なるため、新婚旅行や結婚手続きのために休みを取るのが難しくなることがあります。特に、年始の業務が忙しい職種の人は、休みを取るタイミングを慎重に考える必要があります。
銀行や不動産の手続きがスムーズに進まない
結婚後に銀行口座の名義変更や、住宅ローンの手続きを進める場合、年始の業務開始が遅いため、通常より時間がかかることがあります。これにより、新生活の準備に影響が出る可能性があります。
ハネムーンの計画が立てにくい
元旦入籍後すぐにハネムーンを計画している場合、年末年始の旅行シーズンで航空券やホテルの料金が高騰している可能性があります。また、人気の観光地は混雑しているため、思うように旅行を楽しめないことも考えられます。
元旦入籍ならではの金銭的デメリット
正月料金で費用が割高になる
元旦は特別な日として、多くのサービスや施設で正月料金が適用されることが多いです。例えば、ホテルやレストランでは通常よりも値段が高く設定されていたり、特別メニューしか提供されていなかったりすることがあります。また、タクシー料金や交通費も年末年始は割増になることが多く、通常時よりも出費がかさみやすくなります。
飲食店やホテルの予約が取りづらい
元旦は家族で外食する人が多いため、人気の飲食店は混雑し、予約が取りにくくなります。せっかくの入籍祝いの食事をしようと思っても、行きたいお店が満席だったり、特別料金のコースしか選べなかったりすることがあります。また、ホテルでの宿泊を考えている場合も、年末年始の繁忙期のため希望の部屋が取れないことがあります。
交通費が高騰する
年末年始は帰省ラッシュや旅行シーズンと重なるため、新幹線や飛行機のチケット料金が通常よりも高くなります。特にハネムーンを元旦直後に予定している場合、旅行費用が大幅に上がる可能性があります。また、高速道路の渋滞や公共交通機関の混雑もあるため、移動がスムーズにいかないことも考えられます。
福袋や初売りなどで出費がかさむ
元旦といえば、福袋や初売りの時期でもあります。お得なセールが開催されるため、つい買い物をしてしまい、結婚に関する出費以外の支出が増えてしまうことも。また、新年会や親戚へのお年玉の準備など、年末年始は何かと出費が多くなるため、入籍に関するお祝い費用や準備費用をしっかり管理することが大切です。
ご祝儀やお祝い金のタイミングがズレる
結婚を報告すると、親族や友人からご祝儀やお祝い金をいただくことがありますが、元旦は年始の挨拶やお年玉のやり取りでバタバタしているため、タイミングが合わず、後回しになってしまうことがあります。特に親族が遠方に住んでいる場合、年始の帰省で会えず、直接渡してもらう機会が遅れることも考えられます。
縁起や風習に関する考え方
「元旦離婚」のジンクス
一部では「元旦入籍は縁起が悪い」というジンクスがあります。元旦は新しい年の始まりとしておめでたい日ですが、「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、最初の日の行動が一年を左右すると考えられることも。そのため、もし元旦に夫婦喧嘩をしてしまうと「この先もずっと喧嘩の多い結婚生活になる」と言われることがあります。
親世代の価値観による反対
年配の方の中には、元旦入籍にあまり良い印象を持たない人もいます。特にお正月は「家族で過ごすもの」という意識が強いため、「そんな大事な日に入籍しなくても…」と反対されることも。また、お正月は親戚が集まる時期でもあるため、結婚の話題が広まりやすく、思わぬ反応を受けることもあるかもしれません。
風水や占いの影響
風水や占いにこだわる人にとっては、入籍日を選ぶことが重要な意味を持ちます。特に「大安」「仏滅」などの六曜を気にする人も多く、元旦が仏滅や赤口に当たる年だと、「その日に入籍するのは避けたほうがいい」と言われることもあります。縁起を気にする場合は、事前にカレンダーをチェックしておくとよいでしょう。
日本の伝統的な結婚観とのズレ
昔から、日本では「春や秋の結婚が縁起が良い」とされることが多く、元旦の入籍は少し珍しい選択と捉えられることがあります。また、お正月は「新しいことを始めるにはふさわしい日」ではありますが、親世代の中には「結婚は落ち着いた時期にするもの」という考えを持つ人もいます。そのため、親族の考え方によっては、元旦入籍があまり歓迎されないこともあるかもしれません。
周囲からの意外な反応
元旦に入籍したことを伝えると、「正月早々、役所に行ったの?」と驚かれることがあります。また、一般的に誕生日や記念日とは違い、「元旦入籍=お正月とセット」と考えられるため、結婚記念日を特別にお祝いする意識が薄れがちになります。さらに、友人や知人から「お祝いをしたいけど、正月は忙しくて難しい」と言われることもあるでしょう。
まとめ
元旦入籍には「新しい年のスタートを夫婦として迎えられる」という大きなメリットがありますが、一方で役所の手続きの遅れや、金銭的な負担、周囲の反応など、いくつかのデメリットも存在します。特に、役所の営業日や婚姻届の事前確認ができない点には注意が必要です。また、お正月のイベントや家族との時間と重なることで、結婚の特別感が薄れてしまうこともあるため、慎重に検討することが大切です。
もし元旦に入籍をする場合は、事前に婚姻届のチェックを済ませたり、お祝いのタイミングを考えたりすることで、スムーズなスタートを切ることができます。縁起や風習を気にする場合は、六曜や風水を確認するのも良いでしょう。何よりも、夫婦でよく話し合い、お互いが納得できる形で新しい人生をスタートさせることが大切です。