その折れ目、なかったことに！紙を元通りにする簡単修復術！

お気に入りの本や大事な書類、大切な手紙がうっかり折れてしまった…。そんな経験はありませんか？紙は一度折れてしまうと、元に戻すのが難しいものです。アイロンを使えば比較的簡単に直せますが、アイロンがない場合や、熱を使いたくないときもありますよね。

そこで今回は、アイロンを使わずに折れた紙を元に戻す方法を5つ紹介します。
どの方法も手軽にできるので、ぜひ試してみてください！

1. 重しを使って自然に平らにする方法

紙の折り目は、時間をかけてゆっくり押さえつけることで元の形に近づけることができます。
特に急いでいない場合は、この方法が最も簡単で安全です。

手順

1. 折れた紙をできるだけ平らに広げる。
2. 厚みのある本（辞書や図鑑など）で紙を挟む。
3. さらに上から重いものを置く（ペットボトルやダンベルなどでもOK）。
4. そのまま1日〜数日放置する。

ポイント

• 紙がズレないようにしっかり挟むことが大切。
• なるべく均等に重さがかかるようにすると、よりきれいに戻る。
• 何日か放置することで、折れ目が少しずつ目立たなくなる。

この方法はシンプルですが、時間がかかるのがデメリットです。ただし、
大切な書類や本にダメージを与える心配がないので、安全に試せる方法でもあります。

2. 霧吹きと重しを組み合わせて直す方法

紙は水分を含むことで繊維がほぐれ、折り目が目立ちにくくなります。
霧吹きを使うことで、より効果的に修復できます。

手順

1. 折れた部分に霧吹きでごく少量の水を吹きかける（濡らしすぎ注意）。
2. 紙の上にティッシュやクッキングペーパーを置く
   （直接水分が紙に触れすぎないようにするため）。
3. その上から本を置いて、さらに重しをのせる。
4. 一晩放置して乾燥させる。

ポイント

• 水分が多すぎると、紙がシワになったり破れたりするので注意。
• 乾くまで触らないことが大切。
• 厚手の紙（名刺やポスターなど）にも有効。

この方法は、時間がかかるものの、紙の繊維を柔らかくすることで
折り目を目立たなくする効果があります。

3. スチームの力を活用する方法（やかん・加湿器）

アイロンの代わりに、湯気（スチーム）を使って紙の繊維を柔らかくする方法です。

手順

1. やかんや加湿器の湯気が出る場所に折れた紙を持っていく。
2. 湯気を当てるが、紙が濡れないように距離を取る（約20〜30cmほど離す）。
3. 紙がほんのり湿ったら、本や厚紙に挟んで重しをのせ、一晩放置する。

ポイント

• 湯気が直接紙につかないように注意する。
• 湯気を当てすぎると紙がふやけてしまうので、数秒ずつ様子を見ながら試す。
• 特に薄い紙（手紙やノートの紙）に向いている。

この方法は比較的短時間で効果が出やすいですが、やりすぎると
紙がふにゃふにゃになってしまうので注意が必要です。

4. ヘアドライヤーを使って修復する方法

ヘアドライヤーの温風を使えば、手軽に折れ目を目立たなくすることができます。

手順

1. 折れた紙を平らな場所に置く。
2. ドライヤーの温風を約20cmほど離して当てる。
3. 温まったら本などで挟み、そのまま冷やして形を固定する。

ポイント

• 風の温度は「低温」または「中温」がおすすめ。
• 近づけすぎると紙が変色したり、縮んだりするので注意。
• 一度に長時間当てるのではなく、少しずつ様子を見ながら作業する。

この方法は、比較的短時間で折れ目を目立たなくすることができます。

5. ラミネートフィルムで補強する方法

もし重要な紙なら、ラミネート加工をしてしまうのも一つの手です。

手順

1. 折れた紙をできるだけ平らに整える。
2. ラミネートフィルムに挟む。
3. ラミネーターを使って加工する。

ポイント

• 一度ラミネートすると修正できなくなるので慎重に。
• 折れ目のダメージを固定し、さらに紙の強度を上げることができる。
• 学校のプリントやレシピ用紙など、長期間保存したい紙におすすめ。

この方法は、完全に折り目を消すわけではありませんが、折れたままの状態よりも
目立たなくなり、長持ちさせることができます。

まとめ

紙の折れ目を元に戻すには、いくつかの方法があります。

折れた紙を修復する際は、紙の種類や状況に応じて最適な方法を選びましょう。特に、大事な書類や本の場合は、慎重に扱うことが大切です。ぜひ、この記事を参考にして、大切な紙をきれいに修復してくださいね！