電動歯ブラシが故障したら？自費修理と買い替えどっちが得か徹底比較！

電動歯ブラシが突然動かない！そのときに確認すべきこと5選

充電されているか？まずは電源まわりを確認

電動歯ブラシが突然動かなくなったとき、まず最初に確認すべきなのは「充電がされているか」です。実はこの原因が意外と多く、充電スタンドにしっかり差し込まれていない、コンセントが抜けていた、またはスタンド自体が故障しているというケースもあります。

LEDランプが点灯しない場合は、まず他の電源タップやUSBポートに差し替えてみましょう。それでも反応がない場合は、電動歯ブラシ本体のバッテリーが完全に放電している可能性があります。数時間〜一晩しっかり充電して、再度動作を確認してみてください。

それでも動かないときには、別の原因を疑う必要があります。

ブラシ部分の劣化や詰まりのチェック

ブラシヘッドの部分に歯磨き粉や汚れが詰まって動作不良を起こすケースもあります。

特に長期間ブラシを交換していない場合、内部にカスが固まり、モーターの動きを妨げることがあります。取り外し可能なブラシ部分を清掃したり、思い切って新品の替えブラシに交換してみることで解決することもあります。

あわせて本体とブラシの接続部に異常がないか、グラつきやサビなどもチェックしておきましょう。

水濡れや落下による内部故障の可能性

防水設計の電動歯ブラシでも、長年の使用や落下によって内部に水が入り込んでしまうことがあります。水が入ると基板がショートし、完全に故障する原因になります。

また、落とした衝撃でモーターやバッテリーが破損していることもあります。これらは見た目ではわからないことが多いため、動かない状態が続くようであれば修理や買い替えを検討するサインといえるでしょう。

モデルによって違う、リセット方法を試す

意外と知られていませんが、一部の高機能な電動歯ブラシには「リセット機能」が搭載されています。たとえば、フィリップスの一部モデルでは、電源ボタンを数秒長押しすることでリセットされ、正常に戻るケースもあります。

公式サイトや取扱説明書に記載されている手順を確認し、該当する操作を試してみましょう。

説明書や公式サイトのサポート情報を確認しよう

最後に、メーカーの公式サイトや同封の説明書には、トラブルシューティングに関する情報が詳しく記載されています。「電源が入らない」「充電できない」といったよくあるトラブルに対して、手順を追って対処できるようなガイドがある場合もあります。

特に最近の製品はサポート動画が用意されていることもあり、自己解決できる可能性も高まります。まずは公式情報を確認し、必要に応じて問い合わせも検討しましょう。

保証期間内なら無料修理も！メーカー保証のチェックポイント

購入日と保証書はまだ保管してある？

電動歯ブラシが故障したときにまず確認したいのが「保証期間内かどうか」です。

多くのメーカーでは購入日から1年間のメーカー保証がついています。この期間内であれば、自然故障に限り無償で修理または交換してもらえることがあります。

ただし、そのためには購入日を証明する「レシート」や「領収書」、そして保証書が必要になります。これらを紛失してしまっていると、たとえ保証期間内でも自費修理になる可能性があるので注意しましょう。

保証期間内の範囲とはどこまで？

保証期間内であっても、すべての故障が無償で対応されるわけではありません。

たとえば、落下や水没、改造などの「使用者の過失」による故障は保証対象外になることがほとんどです。逆に、バッテリーの初期不良やモーターの異常など、製品側の問題であれば保証対象となります。

購入時の説明書や公式サイトの「保証規定」を事前に読んでおくことで、いざというときに慌てずに対応できます。

無償修理の対象になる故障とならない故障

以下の表は、よくある故障の保証対象可否をまとめたものです：

このように、原因によって保証対象かどうかが大きく異なります。状況に応じて適切に対応しましょう。

メーカー別のサポート体制比較（パナソニック・フィリップス・オムロンなど）

国内外の主要メーカーのサポート体制を簡単に比較してみましょう：

保証期間や対応の柔軟さに差があるため、購入時にどのメーカーを選ぶかも重要なポイントとなります。

保証対象外でも使えるサポート制度とは

保証期間外や対象外の故障であっても、メーカーによっては「有償サポート」や「交換プログラム」を用意している場合があります。

たとえば、古いモデルを下取りして新しいモデルを割引価格で提供してくれるサービスや、一定料金で新品交換してくれるケースもあります。

サポートセンターに直接問い合わせると、ネットには載っていない情報を得られることもあるので、ダメ元でも一度相談してみるのがおすすめです。

• 自費で修理は損？買い替えのほうが得になるケースとは

• 電動歯ブラシの寿命と長持ちさせる使い方

• 故障を防ぐためにできる！買う前にチェックしたいポイント

引き続き、本文を順番に書いていきます。

自費で修理は損？買い替えのほうが得になるケースとは

修理費用の相場はいくら？（モデル別比較あり）

電動歯ブラシの修理費用は、メーカーやモデルによって大きく異なります。

一般的に、修理代は2,000円〜6,000円程度が相場です。特に海外製のハイエンドモデル（例：フィリップスのソニッケアーやブラウンのオーラルBなど）は、修理部品が高価だったり、日本国内に専用の修理拠点がない場合、さらにコストがかかることもあります。

保証が切れていて、かつ修理費用が5,000円を超える場合は、新品購入を検討したほうがコストパフォーマンスが良いケースもあります。

修理にかかる日数とその間の代用品の問題

修理対応には、平均で1〜2週間ほどかかるのが一般的です。

特に輸送期間が必要なメーカーの場合は、3週間以上かかることもあります。その間、代わりの歯ブラシが必要になりますが、手動の歯ブラシでは満足できない人にとっては不便ですよね。

また、代用品としてのレンタルサービスがあるメーカーはほとんどありません。そのため、修理中の不便さを考慮することも、買い替えを選ぶ一因になります。

型落ちモデルを修理するデメリット

もし使っている電動歯ブラシが発売から数年経った旧モデルであれば、部品がすでに廃番になっていて修理そのものが不可能なケースもあります。

加えて、古いモデルはバッテリー性能やモーターのパワーが現行品と比べて劣っている場合もあるため、無理して修理するよりも、思い切って最新モデルに買い替えるほうが結果的に満足度が高いことも多いです。

修理費用と新品価格のコスト比較表

以下のように、修理費用と新品の価格を比較すると、新品購入の方が得になることが多いです。

修理代と新品価格の差額が2,000円未満であれば、修理を選んでも損はしにくいですが、それ以上であれば新品の購入がおすすめです。

環境負荷の視点から考える買い替えの是非

買い替え＝環境負荷が高いというイメージを持つ人も多いですが、近年ではリサイクルや再利用を意識した製品も増えてきています。

また、最新のモデルは省エネ設計や長寿命バッテリーを採用しており、結果的に長く使える＝ゴミを減らせるという視点も重要です。とはいえ、不要になった電動歯ブラシはきちんと「小型家電回収ボックス」などでリサイクル処分することで、環境への影響を最小限に抑えることができます。

電動歯ブラシの寿命と長持ちさせる使い方

一般的な寿命は何年？

電動歯ブラシの本体寿命は、一般的に3〜5年と言われています。

毎日2〜3回使うことを前提に設計されているため、モーターやバッテリーの劣化は避けられません。バッテリーがフル充電しても1回しか使えない、モーター音が弱くなったなどの症状が出てきたら、寿命のサインと考えて良いでしょう。

ただし、使い方次第では5年以上使えることもあるため、日々のメンテナンスが非常に重要です。

過充電を避けることでバッテリーが長持ちする

バッテリー寿命を延ばす最大のポイントは「過充電を避けること」です。

使い終わった後すぐに充電台に戻しっぱなしにする習慣がある人は要注意です。リチウムイオン電池を採用しているモデルは、満充電の状態が長く続くと劣化が早まる傾向があります。

週に1〜2回の充電に抑える、または満充電後にすぐ外す習慣をつけると、長く使うことができます。

水没・湿気による故障を防ぐ保管方法

水まわりで使う電動歯ブラシですが、防水性能があるとはいえ過信は禁物です。

特に洗面台やお風呂場に置きっぱなしにすると、湿気で内部が劣化しやすくなります。使用後はなるべく水気を切って乾燥させ、通気性の良い場所で保管するようにしましょう。また、防水性能の「IPX7」などの等級を確認することで、水への強さも把握できます。

ブラシ部分の定期交換と本体への影響

ブラシ部分の交換目安は約3ヶ月に1回とされています。

古くなったブラシを使い続けると、歯への磨き残しが増えるだけでなく、モーターに余分な負荷がかかる可能性もあります。これが原因でモーターが故障することもあるため、定期交換は本体を守る意味でも重要です。メーカー純正の替えブラシを使うことで、フィット感や振動効率も維持できます。

定期的な掃除が故障予防に効く理由

本体とブラシの接合部には、歯磨き粉のカスや水垢が溜まりやすい場所があります。

ここを定期的に清掃していないと、内部に汚れが侵入し、モーターやセンサーが故障する原因になります。週に1回程度、綿棒や歯ブラシを使ってこまめに掃除することで、電動歯ブラシの性能を長持ちさせることができます。

故障を防ぐためにできる！買う前にチェックしたいポイント

防水性能の違いをチェック

電動歯ブラシは水回りで使うため、防水性能が非常に重要です。

製品によっては「生活防水」程度のものから、「完全防水（IPX7〜IPX8）」までさまざまです。たとえば、IPX7対応のモデルであれば、水深1メートルに30分沈めても内部に浸水しないとされており、お風呂場での使用にも安心です。

逆にIPX4程度の生活防水だと、シャワー中の使用は避けたほうが良いでしょう。購入前に、必ずパッケージや説明書にある防水等級を確認して、使用環境に合ったものを選びましょう。

バッテリーの種類（リチウム vs ニッケル）のメリット・デメリット

電動歯ブラシのバッテリーには「リチウムイオン電池」と「ニッケル水素電池」があります。

リチウム電池は高性能で軽く、長持ちしやすいのが特長ですが、その分価格が高めです。一方、ニッケル水素電池は安価ですが、充電回数に制限があったり、自然放電しやすいという欠点があります。

毎日長く使いたいなら、やや高くてもリチウムイオンタイプを選んだほうが寿命も長く、結果的にお得です。製品仕様に記載されているバッテリーの種類をしっかり確認しましょう。

保証延長サービスがあるメーカーを選ぶ

通常の保証期間は1年ですが、中には「保証延長登録」をすることで2〜3年保証になるメーカーもあります。

たとえばフィリップスでは、購入後30日以内にウェブ登録をすれば、無料で1年延長されるサービスがあります。こうした制度は見落としがちですが、いざというときに役立ちます。

購入後すぐに登録しておくことを習慣にしておくと、トラブル時の対応がスムーズになります。購入時には、延長保証の有無もチェックポイントに入れておきましょう。

替えブラシの入手性とコストも意外と重要

本体が高性能でも、替えブラシが高価だったり入手しづらいと、結果的にコストがかさんでしまいます。

メーカー純正品でなくても対応する互換ブラシがあるかどうかも重要です。特に家電量販店やドラッグストアで手軽に買える製品だと、長期的な維持費も抑えられます。

また、家族で共有する場合は同じシリーズで色違いのブラシが用意されていると便利です。替えブラシの価格と入手方法も事前にリサーチしておくと安心です。

修理体制が整っているメーカーランキング

故障が起きたときに頼れるメーカーかどうかも、購入前の重要な判断基準です。以下は、ユーザー満足度や対応の早さなどを元にした、修理対応の良いメーカーのランキングです。

修理受付窓口の有無や、問い合わせ方法（電話、メール、チャットなど）も比較し、長く安心して使えるメーカーを選ぶことが、故障を防ぐ第一歩となります。

まとめ

電動歯ブラシが故障したとき、まずは落ち着いて原因を探ることが大切です。電源・充電まわりのトラブルやブラシ部分の詰まりといった、簡単な対処で直るケースも少なくありません。一方で、保証期間や修理費用、そして製品の寿命やスペックを総合的に見て、「修理」か「買い替え」かを冷静に判断することが必要です。

また、普段の使い方や保管方法によっても故障のリスクは大きく変わります。防水性能やバッテリーのタイプなど、購入時に見るべきポイントを押さえておけば、長く快適に使い続けることができます。

電動歯ブラシは、日々の口腔ケアの大切なパートナー。ちょっとした工夫や知識が、その寿命を大きく伸ばしてくれます。この記事を参考に、あなたの歯ブラシライフをより快適に、そして経済的にしていきましょう。