「朝はバッチリ決めたのに、お昼にはドロドロ…」
春になると、花粉や乾燥、気温差のせいでメイク崩れがひどくなったと感じる人も多いのではないでしょうか? 特に敏感肌の人にとっては、肌荒れとメイク崩れのWパンチがつらい時期ですよね。
でも大丈夫。花粉の季節にこそ試してほしい、崩れにくくて肌にやさしいメイク術があるんです。
この記事では、スキンケアからベースメイク、アイメイク、外出先でのお直し、夜のケアまで、花粉に負けない完全対策法をたっぷりご紹介!
毎日をもっと気持ちよく過ごすためのヒント、ここにあります。
春の花粉が引き起こす肌トラブルとメイク崩れの原因とは?
花粉による肌荒れのメカニズム
春になると空気中に花粉がたくさん飛びますよね。
この花粉、実は肌にも悪さをします。花粉が肌に付くと、肌は「異物が来た!」と反応して炎症を起こします。これが赤みやかゆみの原因です。特に敏感肌の人は、ちょっとの花粉でも肌がピリピリしたり、かさついたりします。
さらに、花粉が皮膚のバリアを壊してしまうことで、肌の水分が逃げやすくなります。乾燥した肌はメイクのノリも悪くなり、すぐに崩れてしまうんです。つまり、花粉による肌荒れは、メイク崩れの大きな原因のひとつなんですね。
この時期は花粉だけでなく、黄砂やPM2.5などの大気中の汚れも増えるので、肌には過酷な環境です。だからこそ、しっかりとしたスキンケアとメイク対策が必要になります。
メイクが崩れやすくなる環境要因
春は一見過ごしやすい季節ですが、メイクにとっては悩みが多い時期です。まず、日中の気温差が激しく、朝は寒いのに昼は暑くなることもあります。これが皮脂の分泌を増やし、メイク崩れにつながります。
また、春風は強くて乾燥していることが多く、肌の水分がどんどん奪われます。乾燥した肌はファンデーションがヨレやすくなり、粉っぽく見えてしまうことも。
さらに、花粉が顔に付着することで、無意識に顔をこすったり、目や鼻を触ってしまいがちです。これもメイクが崩れる原因になります。
こうした春の環境は、肌にもメイクにも負担が大きいので、事前の対策がとても大切です。
皮脂・乾燥・かゆみのトリプルリスク
春のメイク崩れの原因は、1つだけではありません。皮脂の増加、乾燥によるヨレ、花粉によるかゆみの3つが同時に起こる「トリプルリスク」があるからです。
皮脂が多いとファンデーションが浮いてしまい、乾燥すると肌にファンデがうまくなじまず、さらにかゆくて顔を触るとメイクが取れてしまいます。これではせっかく朝しっかりメイクをしても、昼には崩れてしまいますよね。
このトリプルリスクを防ぐには、保湿重視のスキンケア、崩れにくいベースメイク、そしてかゆみを抑える工夫がポイントです。
花粉症の症状と肌への影響
花粉症と聞くと、くしゃみや鼻水を思い浮かべる方が多いと思います。
でも実は、花粉症の症状は肌にも出るんです。顔がかゆくなったり、赤くなったり、カサカサになったり。これを「花粉皮膚炎」といいます。
とくに目の周りや鼻の下など、皮膚が薄いところは影響を受けやすいです。これらの部分はメイクが崩れやすい場所でもあるので、対策が必要です。
また、目をこすったり鼻をかんだりすると、肌に摩擦が加わり、さらに炎症がひどくなることもあります。春は肌がいつもより敏感になっていると考えて、やさしく扱うようにしましょう。
メイク崩れを悪化させるNG習慣
花粉の季節にやってしまいがちなNG習慣をいくつか紹介します。
1つ目は、
「顔を頻繁に触る」こと。かゆみを感じて無意識にこすってしまうと、肌にダメージを与えてメイクが崩れます。
2つ目は、
「ティッシュでゴシゴシ拭く」こと。鼻水をかむときに強くこすらず、優しく押さえるようにしましょう。
3つ目は、
「保湿をサボる」こと。乾燥はメイク崩れの大敵。春でもしっかり保湿することが大切です。
4つ目は、
「帰宅後すぐに洗顔しない」こと。花粉が顔に付いたままだと肌荒れの原因になります。帰ったらまずは手洗い・うがい、そして顔を軽く洗いましょう。
5つ目は、「花粉対策グッズを使わない」こと。花粉をブロックするスプレーやバリアクリームを使うだけでも、肌とメイクを守ることができます。
花粉シーズンに強いベースメイクの作り方
花粉対策に適したスキンケア選び
花粉の時期には、まず「肌を守る」ことが何よりも大切です。
スキンケアの基本は、保湿とバリア機能の強化。乾燥した肌は花粉の刺激を受けやすくなるので、たっぷりの水分と油分を与えることがポイントです。
朝のスキンケアでは、まずは低刺激で保湿力の高い化粧水を使いましょう。アルコールや香料が入っていないものがオススメです。そのあとにセラミド入りの乳液やクリームでしっかりふたをしてあげることで、肌のうるおいを閉じ込めます。
さらに、バリア機能を助けるアイテムとして、「花粉対策用のスキンバリアミスト」や「敏感肌用の保護クリーム」も取り入れると安心です。メイク前にひと吹きするだけで、花粉が肌に直接つくのを防げます。
大切なのは、「落としすぎない」こと。クレンジングや洗顔で肌の油分を取りすぎてしまうと、バリア機能が弱まり、花粉ダメージを受けやすくなります。朝は洗顔料を使わず、ぬるま湯で軽く洗うだけでもOKです。
春の肌はとても敏感。だからこそ、肌に負担をかけず、うるおいをしっかり守るケアを意識することで、メイク崩れしにくい肌の土台ができあがります。
肌に優しい低刺激な化粧下地とは?
化粧下地は、メイクの持ちを左右する大事なアイテムです。花粉の季節に選びたいのは、低刺激で、肌を守る効果のあるタイプの下地です。
まず注目したいのが「花粉・PM2.5・ちりなどの微粒子をブロックしてくれる成分」が入っているかどうか。最近では、肌にヴェールを作って異物から守ってくれる「アンチポリューション下地」も人気です。
また、紫外線も春から強くなるので、SPF入りの下地も必須。ただし、数値が高すぎると肌への刺激になることもあるので、SPF30・PA+++程度がちょうどいいバランスです。
敏感肌さんには、紫外線吸収剤フリー・ノンコメドジェニック・アルコールフリーといった表示がある製品が安心です。使用前にはパッチテストをしておくとさらに安心ですね。
さらに、下地を塗るときは「こすらず、やさしく広げる」ことが大切。指の腹でトントンと軽く押さえるように塗ることで、肌への摩擦を減らしながら、ムラなく仕上げることができます。
化粧下地は、花粉から肌を守る「目に見えないマスク」のような存在。メイク崩れを防ぐためにも、自分の肌に合ったやさしい下地を選びましょう。
崩れにくいファンデーションの選び方
春のベースメイクで大切なのは、「肌にぴたっと密着して長時間崩れにくい」ファンデーションを使うことです。でも、それだけではなく、肌へのやさしさや軽やかさも重要なポイントです。
まずおすすめなのが、「クッションファンデーション」。軽いつけ心地で、肌に均一に広がりやすく、自然なツヤ感も出ます。最近は花粉ブロック成分を配合したクッションファンデも増えてきています。
次に注目したいのは、「リキッドファンデーション」。保湿力が高く、肌にフィットしやすいため、乾燥によるヨレを防いでくれます。特にセミマットタイプなら、テカリを抑えつつ自然な仕上がりになります。
肌へのやさしさを重視するなら、「ミネラルファンデーション」もおすすめです。石けんで落とせるタイプも多く、肌への負担が少ないのが魅力です。
ファンデを選ぶときは、「汗・皮脂に強い」と書かれている製品や「マスクにつきにくい」と表記されたタイプを選ぶのもポイントです。春はマスクをつける時間も多いため、摩擦で落ちにくいタイプが向いています。
自分の肌タイプに合わせて、乾燥肌なら保湿力重視、脂性肌なら皮脂コントロールタイプを選びましょう。
メイクキープ力を上げるパウダー術
ファンデーションのあとに仕上げとして使うのが「フェイスパウダー」。このひと手間で、メイクの持ちはぐんとアップします。
花粉シーズンにぴったりなのは、「ルースパウダー」や「プレストパウダー」の中でも、皮脂吸着成分が入っているタイプです。特にTゾーンなどの崩れやすい部分には、パフでしっかりのせると効果的です。
全顔にたっぷりのせすぎると粉っぽくなってしまうので、ブラシでふわっと軽くのせるのもテクニックの一つです。ナチュラルに仕上げたいなら、ツヤ感を残せる透明タイプ(トランスルーセント)がおすすめ。
また、花粉ブロック効果のあるパウダーも最近注目されています。微粒子の花粉が肌に直接触れるのを防いでくれるので、朝のメイクの仕上げに使うと安心です。
仕上げのパウダーは、ただの「お化粧のまとめ」ではなく、春の外敵から肌とメイクを守ってくれる大切なアイテムなんです。
朝のメイク前にやっておきたい一工夫
朝のメイク前、ちょっとした工夫をするだけで、その日のメイク持ちが大きく変わります。
まず、メイク前に冷たいタオルや保冷剤を軽く当てて肌を引き締めると、毛穴がキュッと引き締まり、メイクのノリが良くなります。これは、皮脂の分泌を抑える効果もあるんですよ。
次に、化粧水・乳液・下地を塗ったあとに「ティッシュオフ」するのがポイント。余分な油分や水分を軽く取ってからファンデーションをのせると、ムラなく密着して、崩れにくくなります。
そして、メイクの最後に「メイクキープスプレー」を使うのもおすすめ。最近のスプレーは、花粉やホコリから肌を守る成分が入っているものもあり、まさに春にぴったり。
朝のひと手間で、1日中きれいな肌をキープできるなら、試す価値ありですよね。
花粉に負けないポイントメイクのコツ
目元がかゆくてもヨレにくいアイメイク法
花粉の時期に特に悩まされるのが「目元のかゆみ」ですよね。
目をこすってしまうことで、せっかくのアイシャドウやアイラインがヨレてパンダ目になってしまうことも。そこで大切なのが、「こすられても落ちにくい」アイメイクのテクニックです。
まずはベース。アイシャドウベースをまぶたに薄く塗ることで、アイカラーの密着力がグッとアップし、落ちにくくなります。ベースがない場合は、フェイスパウダーを軽くまぶたに乗せるだけでもOK。
アイシャドウは、クリームタイプよりもパウダータイプの方がヨレにくくおすすめです。グラデーションを作るときも、少しずつ重ねるようにすると、崩れにくく自然な仕上がりになります。
アイラインはウォータープルーフタイプのリキッドアイライナーがベスト。鉛筆タイプは落ちやすいので、花粉の時期は避けた方が無難です。
マスカラもにじみにくいフィルムタイプやウォータープルーフタイプを選びましょう。特に、カールキープ力があるタイプは、涙や目薬でも落ちにくいので安心です。
目元のかゆみを感じたら、冷たいタオルや目元用ローションでクールダウンするのもおすすめです。こすらずに、やさしくケアしましょう。
鼻をかんでも落ちにくいベース作り
花粉症で鼻をかむ回数が増えると、鼻の周りのメイク崩れが気になりますよね。ティッシュでゴシゴシこすると、ファンデーションもチークも一緒に取れてしまいます。
そんなときは、「鼻周り専用のベース作り」をするのがおすすめです。まずは部分用プライマーを鼻まわりに薄くのせて、皮脂や崩れをブロック。その上からファンデーションを軽く叩き込むように塗ると、密着度が高まり崩れにくくなります。
さらに、その上から少量のフェイスパウダーを丁寧にのせましょう。ブラシよりも、小さめのパフやスポンジでトントンと押し込むように塗ると、定着力がアップします。
メイク直しの時は、ティッシュで「押さえる」ようにして油分を取り、綿棒やコンシーラーで補正すると、自然な仕上がりになります。
鼻まわりはこすられる回数が多い場所なので、最初から「落ちにくく作る」ことがポイントです。
崩れを防ぐリップの重ね塗りテクニック
マスクをすることも多い春の時期、リップメイクは意外と崩れやすいものです。
しかも、鼻をかんだときにマスクを外すと、リップがヨレていたり、乾燥してカサカサになっていたり。そんなときに便利なのが「重ね塗りテクニック」です。
まず最初に、リップクリームで保湿します。ただし、油分が多すぎると色が定着しないので、塗ったあとティッシュで軽くオフするのがポイント。
次に、リップティントを唇全体にのせます。ティントは色が染まるように定着するので、マスクをしても色落ちしにくいです。
その上にリップライナーで輪郭をとると、にじみを防ぐ効果があります。そして、口紅やグロスを軽く重ねると、ツヤ感も出て印象アップ。
最後にティッシュオフしてからパウダーを少しだけのせると、さらにキープ力がアップします。マスクをしても落ちにくく、メイク直しの回数も減りますよ。
リップメイクも、ちょっとの工夫で一日中きれいを保てるんです。
ウォータープルーフ vs フィルムタイプの使い分け
マスカラやアイライナー選びでよく出てくるのが「ウォータープルーフ」と「フィルムタイプ」。どちらを選べば良いのか迷うこと、ありますよね。実は花粉の時期には、使い分けることが大事なんです。
「ウォータープルーフ」は、汗・涙・皮脂に強く、しっかりメイクをしたい人向け。ただし、落とすときに専用のリムーバーが必要で、肌に負担がかかることもあります。
一方、「フィルムタイプ」は、お湯で簡単に落とせるのが魅力。肌が敏感になりやすい春には、メイクオフ時のやさしさが重要なので、日常使いにはフィルムタイプが向いています。
おすすめの使い分けとしては、
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外出やスポーツなど、長時間メイクをキープしたいとき → ウォータープルーフ
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日常のお出かけや肌が疲れているとき → フィルムタイプ
シーンに合わせて使い分けることで、肌への負担を減らしつつ、崩れにくさも手に入れられます。
時短でも美しく見せる花粉シーズンのメイク時短術
朝は忙しいし、メイクに時間をかけたくない…でも、きれいに仕上げたい!そんな方におすすめの花粉シーズン用・時短メイク術をご紹介します。
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多機能ベースを使う
下地・日焼け止め・ファンデがひとつになったBBクリームやCCクリームを使えば、工程が一気に短縮できます。 -
眉・まつげはティント系を活用
眉ティントやまつげティントを使っておけば、朝は軽く整えるだけでOK。水や汗にも強くて崩れにくいのが特徴です。 -
アイシャドウは1色でグラデーション
単色で簡単にグラデーションが作れるクリームシャドウやスティックタイプがおすすめ。指でサッと塗るだけでOK。 -
リップ&チークは兼用で
ひとつでリップにもチークにも使えるアイテムを使えば、メイクポーチもスッキリ&時短! -
メイクキープスプレーで仕上げ
最後にひと吹きすれば、崩れ防止&花粉ブロックのダブル効果。外出中のメイク直しも減らせます。
忙しい朝でも、工夫次第で美しさをキープできますよ。
外出先でも安心!メイク崩れを防ぐお直しテクニック
持ち歩きたいお直しアイテムリスト
花粉の季節は、いつどこでメイクが崩れてしまうかわかりません。そんなときに役立つのが、持ち歩き用のお直しアイテムです。ポーチに入れておくだけで、安心感がグンとアップしますよ。
まず絶対に持っておきたいのがあぶらとり紙やティッシュ。皮脂や汗を軽く押さえるだけで、メイクのヨレが目立ちにくくなります。特にティッシュは、鼻をかんだあとにも使えるので何枚か多めに入れておきましょう。
次におすすめなのがミスト化粧水。花粉で乾燥した肌にうるおいを与えつつ、肌の温度を下げてメイクの持ちを助けてくれます。肌に優しい無香料タイプが安心です。
ファンデーションやコンシーラーのミニサイズも便利です。最近ではクッションファンデのコンパクトタイプやスティックタイプも増えているので、外でもサッと塗り直せます。
さらに、綿棒や小さなスポンジも使い勝手抜群。目元や小鼻の細かい部分の修正に活躍してくれます。
最後に、メイクキープスプレーのミニボトル。お直し後にひと吹きすれば、仕上がりをキープしながら花粉からも守ってくれます。
コンパクトにまとめて、どこでもお直しできる環境を作りましょう。
崩れた部分を自然にリセットする方法
外出先でメイクが崩れてしまったら、まずはそのまま上から重ねるのではなく、「リセット」することが大事です。崩れた状態に重ねると、厚塗りに見えたりヨレがひどくなってしまいます。
まず最初に、崩れた部分をティッシュやあぶらとり紙で軽く押さえて、皮脂や汗を取り除きます。このとき、ゴシゴシこすらず「やさしく押さえる」が基本です。
次に、綿棒を使って細かいヨレをオフ。たとえばアイシャドウがにじんでしまった場合は、綿棒でそっと拭き取ってから、再度塗り直すようにしましょう。
肌の赤みやくすみが気になる場合は、コンシーラーでピンポイントにカバーします。ファンデーションよりも軽く仕上がり、自然な肌に見せることができます。
仕上げにパウダーで軽く押さえると、自然なツヤとキープ力が復活します。全体をやり直すよりも時間も短く、肌にもやさしい方法です。
短時間で、しかもナチュラルに直せるこの方法を覚えておくと、外出中でも安心ですね。
ティッシュ・綿棒のプロ級活用法
メイク直しのアイテムの中でも、特に便利なのがティッシュと綿棒です。どこにでもあるこの2つですが、ちょっとした使い方のコツでプロ級のお直しができます。
まずティッシュは、メイクの上から余分な皮脂を取るときに大活躍。ポイントは「1枚を2枚に裂いて、薄くして使う」こと。これで肌への負担が減り、メイクも崩れにくくなります。
鼻をかんだあと、鼻のまわりのヨレが気になるときは、ティッシュを指に巻いて軽く押さえるようにすると、自然に整えられます。
綿棒は、アイメイクの修正に特におすすめ。目尻のアイラインがにじんだ時や、マスカラが下まぶたについたときは、綿棒でくるっと拭き取るだけできれいになります。綿棒に少量の乳液や化粧水を含ませると、さらに落ちやすくなりますよ。
また、コンシーラーを塗るときにも綿棒は便利。細かい部分にピンポイントでのせることで、自然にカバーできます。
このように、シンプルな道具でも、使い方を工夫するだけで、きれいなお直しができます。
花粉ガードスプレーの正しい使い方
花粉から肌を守るアイテムとして人気が高まっているのが「花粉ガードスプレー」です。でも、使い方を間違えると効果が半減してしまうことも。ここでは、正しい使い方とコツを紹介します。
花粉ガードスプレーは、メイクの仕上げに使うのが基本です。スキンケア後や下地のあとに使うと、スプレーが肌に密着しにくくなり、効果が薄れてしまいます。
顔から20〜30cmほど離し、目と口を閉じて、顔全体に均等にスプレーするのがポイント。シュッとひと吹きで、肌に薄いバリア膜ができて、花粉の付着を防いでくれます。
また、持ち歩いてこまめに使うのも効果的。汗や皮脂でバリアが落ちてしまうため、2〜3時間おきに再スプレーするのが理想です。
なお、スプレーの成分にアルコールが入っていることもあるので、敏感肌の人は成分表示を確認してから使いましょう。
正しく使えば、メイクの上からでもしっかり花粉ブロックができますよ。
人前でも簡単にできる5分お直し術
忙しい外出先、トイレや休憩時間などでササッとできる5分メイク直し術をご紹介します。人前でも恥ずかしくなく、しかも自然に仕上がるテクニックです。
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まずはティッシュで押さえる
鼻やTゾーンなど、テカリやヨレが気になる部分を軽く押さえてリセット。 -
綿棒で目元や小鼻をチェック&修正
にじんだアイラインやマスカラを拭き取り、必要に応じて軽く描き直します。 -
コンシーラーで赤みをカバー
鼻まわりやあごなど、赤くなった部分に少量だけトントンと塗り、指でなじませます。 -
パウダーで仕上げてサラサラに
テカリを抑えつつ、メイクの持ちを復活。ブラシタイプだとサッと仕上げられて便利です。 -
リップとチークで血色アップ
色が薄くなった唇と頬に少しだけ色を足すことで、一気に顔色が良く見えます。
この5ステップで、たった5分でも清潔感のある美肌をキープできます。春の花粉シーズンこそ、お直しの技が差をつけるポイントです。
花粉対策と肌ケアを両立するメイクオフ&ナイトルーティン
花粉をしっかり落とすクレンジング選び
一日中、外で過ごした肌には、花粉・ホコリ・皮脂・メイクの汚れがびっしりついています。これをきちんと落とすことが、肌荒れを防ぐ最初のステップです。そのために大切なのが「クレンジング選び」です。
春の肌は敏感になりやすいので、刺激が少なく、でもしっかり落ちるクレンジングを選びましょう。たとえば、「ミルクタイプ」や「バームタイプ」は、やさしい洗浄力ながら肌にうるおいを残してくれます。
「オイルタイプ」は洗浄力が高いですが、乾燥肌の人や敏感肌の人は注意が必要です。できればノンアルコール・無香料・防腐剤フリーのタイプがベスト。
クレンジングを使うときのポイントは、ゴシゴシこすらないこと。指の腹でやさしくクルクルと円を描くようにメイクとなじませ、ぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。
花粉の時期は、クレンジングで「メイクと一緒に花粉をしっかり落とす」ことが美肌キープの鍵です。
お風呂前の予洗いがカギ!
帰宅後、すぐにお風呂に入る人も多いと思いますが、実はその前にやっておきたいのが「顔の予洗い」です。これをするだけで、花粉による肌荒れリスクがグッと減るんです。
家に帰った時点で、顔には目に見えない花粉やホコリが付いています。それをそのままお風呂に持ち込んでしまうと、浴室のスチームで花粉が肌に入り込んでしまう可能性も。
だからこそ、まずは水やぬるま湯だけで軽く洗顔。それからクレンジングをして、花粉やメイクをオフします。これだけで肌がスッキリするし、次に使うスキンケアの浸透もよくなります。
また、髪の毛にも花粉はたくさん付着しています。できれば髪も軽くブラッシングしてから浴室に入るのがおすすめ。顔と髪を清潔にしてからお風呂タイムに入ると、肌トラブルも減っていきますよ。
保湿しながら肌バリアを高めるナイトケア
花粉によって傷ついた肌を修復するには、夜の「保湿ケア」がとても重要です。乾燥したまま眠ってしまうと、肌のバリア機能はどんどん低下してしまいます。
洗顔後は、まず低刺激で保湿力の高い化粧水をたっぷり肌に入れ込みます。手のひらで押し込むようにして、しっかり浸透させましょう。
次に、美容液や乳液で栄養を与えながら保護。セラミドやヒアルロン酸、ナイアシンアミドなどの成分が入っていると、肌のバリア機能をサポートしてくれます。
仕上げにクリームでフタをすることも忘れずに。とくに目元や口元は乾燥しやすいので、重ね塗りもおすすめです。
肌が不安定なときは、シンプルケアに徹するのもコツです。アイテムをたくさん使いすぎると、かえって刺激になることもあるので、肌に合った必要最低限のケアがベスト。
夜の保湿がしっかりできていれば、朝のメイクのノリも良くなり、崩れにくい肌が作れます。
翌朝の化粧ノリが変わる!夜のパック活用法
夜に少しだけ手間をかけるだけで、翌朝のメイクの仕上がりが驚くほど変わります。その秘密は「パックの活用」です。
花粉の時期は、肌が乾燥してごわついたり、カサカサになったりしやすいもの。そんなときにおすすめなのが、うるおいチャージができるシートマスクやジェルパックです。
使うタイミングは、化粧水のあとがおすすめ。10〜15分ほど肌にのせるだけで、化粧水がより深く浸透し、肌がもっちりと柔らかくなります。
ただし、長時間つけすぎるのは逆効果。シートが乾いてくると、かえって肌の水分を奪ってしまうので、使用時間は必ず守りましょう。
敏感肌用のマスクや「毎日使える低刺激タイプ」もあるので、自分の肌に合ったものを選んでくださいね。
週に2〜3回でも十分効果がありますし、翌朝のファンデーションがなじみやすくなってメイク崩れもしにくくなりますよ。
肌荒れを防ぐために避けたい寝る前のNG行動
最後に、せっかくのケアを無駄にしないために避けたいNG習慣を紹介します。
まず一つ目は、「寝る前にスマホやPCを長時間見ること」。ブルーライトは肌の乾燥や老化を進める原因になり、睡眠の質も下げてしまいます。寝る1時間前には画面から離れるのが理想です。
二つ目は、「布団や枕カバーが不潔なまま」。花粉の時期は、服や髪についた花粉が寝具に移りやすいので、枕カバーやシーツはこまめに洗濯しましょう。
三つ目は、「加湿を怠ること」。部屋が乾燥していると、肌のうるおいも奪われます。加湿器や濡れタオルを活用して、湿度50〜60%をキープするのがおすすめです。
四つ目は、「夜更かし」。肌の修復は夜の22時〜2時に行われると言われています。できるだけその時間帯に寝るよう心がけましょう。
五つ目は、「夜に糖分やアルコールを取りすぎること」。肌荒れやむくみの原因になるので、寝る直前の食べ物や飲み物には気をつけましょう。
これらの習慣を見直すことで、花粉による肌トラブルをぐっと減らすことができますよ。
まとめ:春の花粉に負けない、美しさを守る毎日の習慣
春は心地よい季節でありながら、花粉による肌荒れやメイク崩れに悩まされる方も多いですよね。しかし、日頃のスキンケアやメイクの工夫、ちょっとしたお直しテクニックを取り入れることで、肌もメイクもきれいに保つことができます。
大切なのは、花粉を「防ぐ・落とす・癒す」の3ステップを意識すること。
低刺激なスキンケアから始まり、崩れにくいベース&ポイントメイク、外出先でのお直し、そして夜のリセット&保湿ケアまでを丁寧に行うことで、毎日がもっと快適に、自信を持って過ごせる春になります。
ぜひ今回ご紹介したテクニックを試して、花粉の季節も崩れ知らずの美肌&美メイクを手に入れてくださいね。